バックカントリーは禁止?スノーボードにおけるスタイルを6つ紹介!

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毎年この時期になるとテレビやSNSなどで話題にあがるバックカントリー。

『○○山で遭難』または『△△で□人が雪崩に巻き込まれて…』など、一度は目や耳にされたことがあるのではないでしょうか?

テレビではスノーボードの知識が希薄なMCやコメンテーター等が自身の価値観に知ったかぶりを混ぜ合わせて、あたかも経験者や知識人かのように今日も解説をしてます。

本記事ではスノーボード歴20年で得た私の経験から、バックカントリーは本当に禁止行為なのか?さらに、ちまたで話題の6つのスタイルを紹介しながらそれぞれの遊び方を解説していきます。

 

バックカントリーは禁止行為なの?

スキー場がらみの遭難事故のニュースを見ていると、マスコミや世間一般的からは「”コース外”滑走はダメ!絶対!!」という認識を強く感じてしまいます。

それは残念ながらバックカントリースキー・スノーボードが正しく理解されていない現状があります。

わかりやすく結論から言うと、

  • スキー場にある滑走禁止のロープや看板を超えて閉鎖区域(滑走禁止エリア)へ侵入することはルール違反 ➡ ×
  • 長野県の白馬エリアや野沢温泉スキー場に設置してあるバックカントリーゲートから入山して滑走する行為 ➡○  

なのですが、ニュース報道ではメディアがあいまいな表現や間違った伝え方をしているために『バックカントリー=悪』と認識されてしまってますよね。

 

これらは「コース外」「滑走禁止区域」など言葉がはっきりと定義されずに混同されていることも一因なのです。

  • 管理区域外~バックカントリーエリア
  • 閉鎖区域(滑走禁止エリア)~スキー場内で雪崩などの危険があるため立ち入り禁止とされている場所
  • コース外~曖昧な表現で、どこを指しているか不明

 

報道関係の各社にはバックカントリーや管理区域外滑走はルール違反でない旨を理解していただくと同時に、用語を統一して正しく報道してほしいですね。

もちろん大前提として、バックカントリーでの事故は自己責任で、遭難や雪崩に巻き込まれてしまったら、救助隊や関係者の方々に多大なご迷惑をかけてしまうことも事実です。

私はバックカントリーはやったことはありませんが、もう少し滑走技術を磨いたらぜひチャレンジしてみたいと思っています。

 

スノーボードを楽しむためには?

スノーボードは雪山を自由に滑る遊びで、日常生活では見れない景色に感動したり、病みつき必死のスピード感・浮遊感を味わうことができます。

また、1回目より2回目、2回目より3回目と回数を重ねるごとに自分が上達していることを実感できて、楽しさと満足感を得られるウインタースポーツです。

家族や友人と旅行気分でスノーボードを楽しんで、そのあとは温泉でごちそうや絶景を堪能して、こんな素晴らしい冬のアクティビティーの醍醐味を知ってしまったら毎年のリピーター確定ですね!!

 

スノーボードにおけるスタイルの意味とは?

スノーボードではたびたび「スタイル」という言葉が使われますが、ウエアの着こなし方を捉えたファッション観点のスタイルや、技・ライディングの表現方法で用いる場合もあります。

今回は滑り方”からみたスタイルを掘り下げて説明しますね。

スノーボードの楽しみ方は千差万別で、遊び方も6つのジャンルに分類できます。

 

ハーフパイプ

 

近年注目を集めているのが、冬季オリンピックのスノーボード花形競技で、日本人選手の活躍が目覚ましいハーフパイプではないでしょうか。

 

ハーフパイプとはかまぼこをひっくり返したような半円形状のコースを指します。

滑り降りながらトリックと言われる技を決めて、その難易度の合計得点を競う競技です。

競技者はリップと言われる淵の部分から勢いよく飛び出したとき最高の浮遊感を楽しめますし、連続でトリックを決めた際には観ている側もこの上ない興奮が味わえること間違いないでしょう!

 

キッカー

一般的にストレートジャンプやビッグエアーなどと呼ばれているものがキッカーです。

平たく言うとジャンプ台のことで、誰しも一度はカッコよく飛んでみたいと思ったことがあるのではないでしょうか?

ジャンプ台と言ってもその形と大きさはまちまちで、スキー場のパークに設置してあるキッカーの殆んどが安全性に配慮をして作られています。

初めての方はまず小さいキッカーから助走のスピード感や空中姿勢に慣れることが大事です。

パークには独自のルールがあり、列への割り込みや周囲の人へ迷惑をかける行為はいけません!

 

カービング

果物のカービング写真

スキー場のコマーシャルでカービングターンの映像を目にしたことがあることと思います。

雪面に綺麗な弧を描いてターンをしていますよね。

そもそもカービングの語源はターンの時に曲がるカーブではなく、ずれのないターンという意味からカットする、つまり彫刻のことだそうです。

私も詳しくは知らなかったのですが、確かにフルーツをナイフで削りながら模様を描いていくカービングと、スノーボード本体を雪面に立ててえぐるように弧を描くカービングがそっくりなことに気づきました。

 

カービングターンは全体的の見た目も綺麗ですし、自分で重心や両足の力加減を調整することでターン弧の大きさ・スピードなどをコントロールする楽しさを感じてください!

またカービングターンはハーフパイプやジブにチャレンジするうえで必要な技術になりますので、ターンのスピード感に慣れながら少しずつ練習することをおすすめします。

 

グランドトリック

ゲレンデの緩やかな斜面や平地でジャンプやスピンと呼ばれる回転などのトリックを行うのがグランドトリックと呼ばれ、グラトリと略されます。

平らなバーンが少しあればどこでも誰でも練習ができますし、低速で行うためケガも少なく安全なうえにボードコントロールのスキルが身に付きます!

YouTubeやインスタグラムなどのSNSでも多くのグラトリ How to 動画が検索できますし、仲間同士で教え合いながら楽しむには、グランドトリックからチャレンジするのもいいかも知れませんね。

 

カッコよくトリックを決められれば目立ちます!

ゲレンデ中の視線を集めることだってできます。

モテるかどうかはあなた次第ですが(笑)

 

ジブ

ジブとはボックスやレールなどの人工物を使って滑るスタイルのことで、正確にはジビングといいます。

ジブで使われるボックスは主に長方形の箱型アイテムでジブ初心者はこれから始めるとやりやすいと思います。

 

レールとは階段の手すりのようなイメージで、しかもそれが細かったり太かったり、また途中で角度が変わるものがあります。

ボックスよりも難易度は高めで当然ケガのリスク高くなります。

特に初心者の方はプロテクターを装着するなど、安全面に配慮しながら簡単な技から徐々にチャレンジしてください!

 

ジブに関しては自分の動きを動画撮影して、上級者からアドバイスをもらいながら少しずつ修正をしていく練習方法がおすすめです!

 

バックカントリー

バックカントリーは幅広い年代に人気があって、管理も整備もされていない手付かずの自然の中を滑ります。

白銀の世界を独り占めすることができる所が大きな魅力ですがその反面、自然相手なので天候の悪化や雪崩、遭難の危険が常に伴います。

 

十分な滑走技術、アバランチギア(ビーコン・プローブ・ショベル)などの装備、その使い方の訓練やリスクに対する正しい知識、天候判断、山岳保険への加入など、事故の確率を下げるための準備を行ったうえで入山しましょう。

そこには極上のパウダースノーが広がっていて、間違いなく非日常の感覚を楽めるはずです!!

 

まとめ

今回はバックカントリーの基本知識とスノーボード6つのスタイルを紹介しました。それぞれの遊びのイメージは沸きましたか?

私はキレッキレのカービングターンに始まり、ダイナミックなエアーなど次々に憧れてしまった挙句、すべてが中途半端な状況にいます。

本当にスノーボードの魅力は語りつくせない程にたくさんあります。

あなたも実際に体験してみると意外とハマって人生観が変わってしまうかも知れませんよ!

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

この冬のアクティビティーとして参考になったら幸いです。

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