スノーボードを始めるにあたって様々な道具をそろえなくてはゲレンデで滑り出すことはできません。
「スノーボードをやってみたいけど必要な道具が分からない」
「レンタル?購入?どっちにしてもどこで何を購入すればいいの?」
などの疑問ばかり浮かんできますよね。
スノーボードに必要な道具はざっくりと知っているけど、実際そろえるとなると種類が多くてどの商品を選べばいいのか分からないという方もいるのではないでしょうか?
私も最初はそうでした。
当時はインターネットもそれ程普及していなかったので、近くのム○サ○スポーツに行って店員さんにいろいろ教えてもらいながら道具を選んでいました。
自分自身が気に入って買いそろえた道具は使っているうちに愛着がわいて、結果として物によっては何年も使い続けることができましたよ。
この記事では私がスノーボードを20年間続けてきた経験から、スノーボード初心者が最初に購入するべきおすすめの道具を5つ紹介・解説します。
今後、冬遊びの参考にしていただければ幸いです。
実はスノーボードって過酷なスポーツなの?
スノーボードは雪山で行うウインタースポーツなので天気や気温が大きく影響し、ケガや遭難事故などのリスクがあります。
とはいえゲレンデ内で滑る分にはそこまで危険はありませんし、日常の喧騒からはなれて自然の中で体感したことは普段味わうことのできない数倍の楽しさと感動を得ることができるでしょう!
それを味わうには安心・安全に配慮した上で楽しめる環境と準備が必要ですよね。
そこでまずは安全かつ快適にスノーボードを楽しむために必要な道具選びについて説明します。
スノーボードに必要な道具ってなに?
スノーボードにはいくつもの道具が必要ですが、まずはゲレンデデビューに必要最低限の道具を表にまとめました。
《ゲレンデデビューおすすめアイテム》
高価 | 安価 |
---|---|
ボード本体 | ヒッププロテクター |
ビンディング | インナーウエア |
ブーツ | グローブ |
アウターウエア | ゴーグル |
帽子・ネックウォーマー |
スノーボード本体やビンディング(金具)は高価なものなので初心者が最初に購入することはおすすめしません。
なぜなら現時点で2回3回と続けることが不透明だからです。
すべての道具を一度に買いそろえるには経済的に負担がかかるので、始めの数回はレンタルで良いと思います。
まずは比較的安価で重要度の高いヒッププロテクターやインナーウエアなど小物類からチェックしてみましょう。
ついでに言うと、これら小物類を購入するべき理由は2つあります。
-
寒さなど気にせず快適に楽しめる
-
お気に入りの道具でテンションが上がる
買いそろえて損はないので種類別に説明していきますね。
ヒッププロテクター(お尻パッド)
ヒッププロテクターは衝撃を吸収して痛みを軽減する役割と、お尻をついて休憩する際に雪面の冷気を和らげてくれる効果があります。
ヒッププロテクターの品質と価格は比例していますが、これからスノーボードを始めようと考えている方はある程度安めの物でいいので準備しておくと安心ですね。
なぜなら…
- スノーボードに行く回数が少ないこと
- 始めの頃は滑走スピードがゆっくりだから
ちなみに私は「早く上手になりたい」との思いから毎日滑れる環境に身を置いたため、少し高額なヒッププロテクターを買ったのですが、その衝撃吸収材がヘタるまで数年間も使い続けることが出来ました。
良いものを買って長く使うことも場合によってはアリかも知れませんね。
インナーウエア
スノーボード初心者の方は特に、アウターウエアの下に何を着ればいいのかと迷う人が多いようです。
寒い雪山に行くのだから温かい格好をしたいのは当然ですが、スノーボードは意外とハードなスポーツで天候や気温、激しい動作などによって汗をかいてしまいます。
インナーウエアのポイントは寒さ対策と温度調整なので、手持ちのインナーを活用することはいいのですが、一番下に着る「ファーストレイヤー」は汗を吸収する吸収力と吸収した汗を素早く乾かす速乾性、さらに動きやすい伸縮性を備えたものが適しています。
間違っても私のように綿素材のロンTを着こんでしまうと汗が乾かずに体が冷えてしまうので気を付けてください!
「ファーストレイヤー」に重ねて着る「セカンドレイヤー(ミドルレイヤーとも呼ばる)」は保温力と速乾性を重視しましょう。
近年流行りの撥水加工のパーカーやスノーボードに適したフリースはデザイン性も高いので、雪山でもオシャレを楽しみたい方におすすめです。
これらは快適に楽しむために必要な道具ですし滑りに行く回数が増えたら、より機能的でオシャレなデザインのものを探してあなた好みにアレンジするのもいいかもしれません!
グローブ
手袋は手指の防寒対策や保護をする役割があり、スノーボードを快適に楽しむためにも必需品です。
グローブは大きく2つのタイプに分けられ、オーソドックスな5本指タイプはそれぞれの指が自由に使えるため、ポケットから物の出し入れが簡単に出来ますし細かな作業に向いています。
一方、親指と残りの4本指を同じところに収めるミトンタイプは、空気の通り抜ける箇所が少ないため保温性が良く、デザイン性の高い製品が多いのが特徴です。
グローブにもインナーグローブという薄手で速乾性・伸縮性に優れている素材を使用しているものがあります。
最近では着用しながらスマートフォンを操作できるようにタッチパネル対応の特殊な加工をしてある商品が数多く発売されていますので、個人的にもおすすめなアイテムです。
ゴーグル(サングラス)
ゴーグルなどのアイウエアは日差しの照り返りや、転んだ場合に目を保護したり悪天候にはレンズのカラーによって視界が見やすくなります。
購入には次の3つのポイントを抑えてね!
- フィット感
- レンズの枚数
- レンズの形状
▪フィット感:ゴーグルやサングラスは自分の骨格に合うフレームを見つけてもらいたいので、ぜひショップでの試着をおすすめします。
▪レンズの枚数:曇りのないクリアな視界が欲しいならダブルレンズでしょう。
寒冷地の建物では2重窓が当たり前のようになっていますが原理は一緒で、レンズの間に空気の層をつくることで曇りにくくする効果があります。
それに比べてレンズが1枚のシングルレンズは歪みがなく距離感がつかみやすいのと、ダブルレンズに比べてお手頃な価格帯の商品が多くあります。
▪レンズの形状:顔にフィットしやすくて視界が歪みにくい平面レンズと曇りにくくて耐久性が高い球面レンズがあり、どちらかと言うと平面レンズの方が安い傾向にあります。
一番最初に購入するゴーグルは全天候対応(オールラウンドタイプ)がおすすめです。
さまざまなシチュエーションでもオールマイティーに使えるますし、最近では多くのブランドでユニセックスの商品を展開しているようです。
店頭で自分の顔へのフィット感を試しながら、レンズの色や形さらにフレームのありなしなどをショップ店員に相談してみてください。
帽子やネックウォーマーなどの防寒具
言わずと知れた防寒対策として必要な道具ですね。
帽子はニットが主流で少し変わった形状の商品もありますが、あなた好みの色や形、生地の厚さを選ぶといいでしょう。
いろいろな柄の商品が出ているネックウォーマーは、首元から冷気や雪の侵入を防ぐ役割と、オシャレ要素としても人気があります。
ただし、どちらも毛糸感が強い素材は雪が付着しやすいので凍ってしまう可能性があります。
そこだけ気をつけてください!
(追記)リーシュコード
リーシュコードはスノーボード本体(板)とあなたの足をつなぎ留めるコードのことで、板流し防止のため道具です。
スノーボード本体をレンタルすると板に付属していることが多いと思います。
特に初心者の方は板を雪面に置くと自然に滑り出してしまうことに慣れていませんよね?!
ひとりでに流れてしまった板がゲレンデ下部にいる他人に当たってしまう事故がたびたび起こるのですが、それを防ぐためのゲレンデマナーの1つです。
現在ではコード自体もコンパクトかつファッショナブルに進化していますので、安全面に配慮して必ず装着してくださいね!
まとめ
今回は「【スノーボード初心者におすすめ】最初に購入するべき道具5選!!」について説明をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
結局のところ自分が本当に気に入って使えるかがキーポイントでした。
必要な道具をそろえるだけと言っても1つ1つにこだわると、それだけ時間がかかってしまいます。
経験豊富なショップ店員に相談したり、時には気になったブランドや自分の直感を信じて選ぶ決断力も大事かも(笑)
最後まで読んでくださってありがとうございました。
さぁスノーボードを全力で楽しみましょう!!
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