カタールワールドカップ対ドイツ戦「ドーハの歓喜」に含まれている意味深な内容とは?

カタールワールドカップ 海外サッカー

絶賛開催中のサッカーの祭典【FIFAワールドカップ2022 カタール大会】決勝トーナメントも大詰めですが、みなさん楽しんでますか?

我らの代表、日本チームはご存じの通り決勝トーナメント1回戦でクロアチアに延長・PK戦の末に惜しくも敗れてしまいました。

本大会が始まる前から”死の組”と呼ばれていたEグループにはFIFAランキング6位のスペイン、11位のドイツなど欧州の2強と同グループに入ってしまいましたが、奇跡のジャイアントキリングを2度もやってのけ、まさかのグループリーグ首位通過には正直度肝を抜かれましたね!

そこで話題になった『ドーハの歓喜』というフレーズですが、実はコレかなり意味深な言葉でした。今回はいろんな視点から検証してみます。

 

『ドーハの歓喜』は「ドーハの悲劇」に由来している

グループリーグ初戦vsドイツ戦に勝利した瞬間のフレーズ『ドーハの歓喜』と聞いて、ふと似たようなフレーズを思い返した方も多いのではないでしょか?

そう「ドーハの悲劇」です。

1994年アメリカワールドカップのアジア最終予選、残り時間数秒で同点に追いつかれた為、初のワールドカップ出場が手からすり抜けていった瞬間でした。

 

その「ドーハの悲劇」の舞台がここカタールの地でしたね。

あの時は…当時すでにサッカー少年だった私は試合終了の瞬間、悲痛な表情でその場に倒れこむ選手たちをテレビ画面越しに「あ~可哀そうだな」と思いながら眺めていました。

あれから29年の時を経て日本は強豪ドイツに2-1の逆転劇を演じてみせました。

日本代表監督の森保一氏は現役時代「ドーハの悲劇」の辛酸をピッチ上で味わった方だからこそ、監督就任時からワールドカップでの強豪国との対戦を想定してチームを作り上げることができたのでしょう。

 

それにしても日本人は上手く強くなりましたね、私も心の中でブラボー!!と叫ばずにはいられませんでした(笑)

 

ドーハのあるカタールってどんな国?

1971年にイギリス保護下から独立した比較的新しい国家で、乾燥地帯に位置していて国土全体が砂漠気候だそうです。つまりとにかく暑い!

そのため今大会はワールドカップ史上初の冬季開催となりました。

国土面積は秋田県よりやや小さいながらも石油や天然ガスといった地下資源が豊富で、1人あたりの国民総所得が世界2位という非常に裕福な国です。

首都のドーハなどには近代的な高層ビルが処せましと立ち並んでいる風景を映像や写真で目にしたこともあるのではないでしょうか?

 

またカタールではサッカーの人気が高く、国内リーグでは潤沢なオイルマネーを活用してガブリエル・バティストゥータ(アルゼンチン)やシャビ(スペイン)など多くのビッグネームを呼び寄せて、さらなる盛り上げに成功しています。

ちなみに過去には元日本代表の中島翔哉や小林祐希などもプレーをしていましたよね。

 

〈カタールの基本情報〉

  • 【正式名称】カタール国
  • 【公用語】 アラビア語
  • 【首都】  ドーハ
  • 【国土面積】1万1427平方メートル
  • 【人口】  約293万人(2021年)
  • 【通貨】  カタール・リヤール

 

『ドーハの歓喜』と言っているが実はドーハではなかった

今回のカタールワールドカップ2022は過去一番コンパクトな大会として銘をうった大会で、比較的狭いエリア内で完結させることが目的とされていますね。

それは記憶に新しい去年の東京オリンピック開催前に、東京都知事である小池百合子氏が公言していた”社会情勢に合わせて都市型のコンパクトオリンピック”を現実に体現させた形です。(東京オリンピックは準備を進めるほどに莫大なお金がかかりコンパクトとは程遠い結果になってしまいしたが…)

やはりある程度の限られたエリアのなかで行うことは様々なメリットがあると思われます。

例えば今回の5つの都市・8か所のスタジアムで開催されていますが、北部のアルバイトスタジアムを除いては首都ドーハとその郊外に位置していて、地下鉄やバスで結ばれていることから各国代表選手にかかる移動時間の短縮やストレス緩和が期待されます。

選手たちを追って取材を行うメディア関係者やサポーターの方々にとっても、非常にありがたい話しですよね。

 

その舞台の1つ、日本が強敵ドイツから歴史的勝利をもぎ取ったスタジアムはドーハから西に数キロメートル離れたアル・ライヤーンと言う都市のハリファ国際スタジアムでした。

つまり厳密に言うと同じカタールではあるものの、ドーハではないと言うのが正論です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はサッカーワールドカップ、日本vsドイツ戦の『ドーハの歓喜』に含まれる意味について解説してきました。

カタールと聞くと「ドーハの悲劇」のイメージがありましたが、今大会で2度の『ドーハの歓喜』を魅せてくれた代表チームに感謝と敬愛の念を送りたいと思います。

それと会場都市が違う問題につきましては微妙な範囲で、言葉のあやとでも言っておきましょう。

それにしてもお金持ちの国はやることなすことが規格外で、スタジアムに冷房システムを導入してしまう点には驚きましたね!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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